断熱改修内容 築40年の和風住宅 木造
床、壁、天井、内窓
今回、断熱改修をした部屋は、LDKと水廻りです。
ですので、手を付けなかった部屋や廊下を、外部とみなし、手を付けない部屋との境の間仕切り壁にも断熱材を充填しました。
リフォームの場合、新築の時とは違って、施工が難しい部分もありますが、
その都度、試行錯誤しながら、断熱改修を行っていきます。
静岡市葵区 2/19日 14:05分 外気温12℃ 曇り時々雨
暖房をしていない状態で計測しました。
断熱改修をしたリビングの様子↓
東面の窓際、床と壁の際が冷気が溜まりやすくなっているのがわかります。
全体的には激しい温度差は無いようで、外気よりも約2.5°、暖かい状況でした。
断熱改修をしていない廊下の様子↓
外気よりも冷えてしまっています。ここは中廊下の部分なので、外壁と面している壁は少ないのですが、床に断熱材が入っていない為、底冷え状態になっている状態です。
冷えた空気がフローリングを冷やし、そのフローリングがまた足元の空気を冷やすという、悪循環が働いているのがわかります。
断熱改修をしていない、縁側のある和室↓
窓廻りとその他の温度の差がはっきりと出ています。
断熱改修をすると、この青の部分が緑や黄色に変わっていき、全体的に温度差の少ない空間になります。
本来、部屋ごとの温度変化が少ない家が、断熱性能が良い家と言われるのですが、
リフォームの場合は丸ごと改修は難しいこともあります。
その為、必要最低限の部屋のみを、集中的に改修し、快適に暮らせるような断熱改修をご提案させて頂くこともあります。
冬場はダウンジャケットのような役割の断熱材、
夏場はクーラーボックスの役割をする断熱材、
この性能を発揮させるには、ただ入れればいいというわけではなく、
断熱材の施工と、気密の施工をしっかりと行う必要があります。
内窓
内窓を開けると、外側の窓との温度差がはっきりと見えました。
ちゃんと仕事をしてくれていますね。
キッチンやお風呂を入れ替える際に、断熱改修のリフォームも是非お考え下さい。
見えない部分から快適な空間に生まれ変わります。