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- 小さな家を、暑さと寒さから守る、断熱について考える。
家は、大きいほうがいい。
今まで静岡で家をつくるとなると、30~36坪くらいの大きさが標準的でした。
広いリビングに、たくさんの収納。
子ども部屋が二つあって、客間もあって、できれば書斎も。
もちろん夢はひろがって当たり前。
家を建てるとき、欲しいものを一つずつ足していくと、もちろん家は少しずつ大きくなっていきます。
でも、ふと考えてみる。
その部屋は、本当に必要なのだろうか。
その広さは、本当に必要なのだろうか。
家を小さくするということは、何かを諦めることではないのかもしれません。
むしろ、必要のないものを手放していくことで、残したいものがはっきり見えてくる。
朝、窓から入る光。
無垢の床を裸足で歩くこと。
家族が自然と集まる小さなリビング。
庭の木を眺めながら、コーヒーを飲む時間。
そういったもののために、本来の家はあるのかもしれません。
杉江建設が「小さな家」を考えるようになったのも、そんなところからでした。
小さな家って、どのくらいの大きさ?
では、実際に「小さな家」とは、どのくらいの家なのでしょう。
これには、決まった定義があるわけではありません。
家族の人数や暮らし方によっても違います。
私たちはひとつの目安として、**27坪以下の家を「小さな家」**と考えています。
例えば24坪ほどの家。
数字だけを見ると、「ちょっと小さいかな」と感じるかもしれません。
けれど、実際に間取りを考えてみると、暮らしに必要なものは意外と収まります。
大切なのは、部屋の数をただ減らすことではありません。
限られた面積の中で、どう暮らすかを考えること。
そこに、小さな家づくりの面白さがあります。
小さくすると、見えてくるもの
家が小さくなると、単純に使う材料も少なくなります。
冷暖房する空間も小さくなります。
掃除する場所も減ります。
将来、家の手入れをしていくときにも、考えなければならない面積は少なくなります。
もちろん、それだけで「小さな家のほうがいい」と言うわけではありません。
家族が多ければ、それなりの広さが必要です。
趣味の部屋が欲しい人ももちろんいると思います。
仕事のための空間が必要な人もいます。
だからこそ、家を建てる前に一度、
「自分たちには、何が必要なんだろう?」
と考える時間が必要なのだと思います。
家を建てるということは、ただ部屋を買うということではなく、
そこで何十年も暮らしていくための、時間と空間をつくることだからです。
小さいからこそ、素材を大切にする
家を小さくすると、もう一つ面白いことがあります。
同じ予算の中でも、素材や性能について考える余地が生まれることです。
例えば、床。
家中を無垢の木で仕上げると、それなりの面積になります。
でも、家そのものが小さければ、無垢の床を使うことも少し身近になります。
壁も同じです。
塗り壁にしたり、木を使ったり。
手で触れたときに気持ちいいもの。
時間が経つほど味わいが出てくるもの。
そういうものを、暮らしの中に残していく。
大きな家をつくる代わりに、小さな家を丁寧につくる。
そんな考え方もあっていいと思っています。
ただし、性能は小さくしない
小さな家だからといって、性能まで小さくはしません。
ここは私たちが大切にしているところです。
静岡の冬は、北海道ほど厳しくありません。
だからといって、断熱を軽く考えていいわけでは無いので、
家の中の温度差を少なくすること、
夏の暑さを抑えること、
少ないエネルギーで快適に暮らせること、
そして、地震の多い日本で安心して暮らせること、
小さな家であっても、断熱や耐震についてはしっかりと考えます。
小さくするのは、家の大きさ。
小さくしてはいけないのは、暮らしの質。
小さな家は、家族を近くする
大きな家では、それぞれが別の部屋で過ごすこともできます。
それは、それで大切なことです。
でも、小さな家では、家族の気配が自然と近くなります。
キッチンからリビングが見える。
子どもが帰ってきたことが分かる。
誰かが本を読んでいる。
誰かがコーヒーを淹れている。
同じ空間にいながら、それぞれが好きなことをしている。
そんな距離感は、意外と心地いいものです。
「狭い」のではなく、
「ちょうどいい」。
そう感じられる家をつくること。
それも、小さな家のひとつの答えだと思います。
家を小さくすると、暮らしが豊かになることがある
もちろん、小さな家には工夫が必要です。
収納はどこに置くのか。
家具はどのくらい必要なのか。
扉を開けたときに邪魔にならないか。
家族がどこで何をするのか。
ひとつひとつ考えなければなりません。
でも、その「考える時間」が、実は家づくりの楽しさなのかもしれません。
何となく広い家をつくるのではなく、
自分たちに必要なものを選ぶ。
必要のないものは手放す。
そして、残したものを少しだけ丁寧にする。
無垢の木。
塗り壁。
お気に入りの照明。
小さな庭。
好きな椅子。
窓から見える景色。
そうやって考えていくと、家は小さくても、暮らしは決して小さくありません。
小さいことは、我慢することではない
家を建てるとき、
「せっかく建てるなら大きく」
という気持ちになるのは、自然なことだと思います。
でも、家は大きければ大きいほど豊かになるわけではありません。
大切なのは、
何坪の家に住むかではなく、そこで何を大切にして暮らすのか。
だと思っています。
小さな家だからこそ、家族の距離が近くなる。
小さな家だからこそ、素材にこだわることができる。
小さな家だからこそ、庭や家具や光に目が向く。
小さな家だからこそ、家そのものではなく、そこで過ごす時間を大切にできる。
そんな家があってもいい。
杉江建設が考える「小さな家」は、単に面積を小さくした家ではありません。
小さくても、豊かに暮らせる家。
それが、私たちがつくりたい家です。
そして、そんな考え方から生まれた家のひとつが、杉江建設の**「DEAR」** Small is beautiful です。
24坪ほどの小さな家に、自然素材や暮らしやすさをぎゅっと詰め込む。
大きな家を建てることとは、少し違う家づくり。
小さな家という選択肢。
大きな家では見つけにくかった、豊かな暮らしが見つかります。