狭くて広い
間口2間 奥行7間 という縦長の狭小住宅。グレイを基調にしたシックなスタイル、Graychic (グレイシック)。
さらに3方向を隣地に囲まれ、北側のみ道路に接するという難しい条件の立地。
それでも、様々な工夫をして快適な空間を追及していき、狭さを感じさせない間取りを実現しました。
カフェスタイルで建てる、カフェスタイル工務店、sugiekensetsu
間口2間
間口2間の狭小住宅のリビング
リビング
まず光を取り入れるために天井を高く、そして高マドを配置。
同時に解放感が感じられる空間に。
リビングとダイニング、そしてキッチンを横並びに配置することで、空間に無駄をなくし、さらに動線をスムーズに。
リビングの床にオーク無垢材を使用することで、一見クールなグレイシックの空間に、ほんのり優しさが加わります。
壁は調湿効果のある塗り壁仕上げ。
調湿効果もさることながら、それよりもなによりもいい雰囲気を醸し出します。
外部正面には、窓を一切なくし極シンプルなデザインに。
それでも内部の通気や明かるさは、十分に確保できる設計になっています。
間口2間 の狭小住宅
丁度良い壁
リビングとキッチンの間にある、アンティーク調のタイルをあしらった壁。
少し 視界を遮ることで、見えすぎず見えなさすぎず、つかずはなれずの程よい関係に。
グレイのアンティーク調タイルが、これまた主張しすぎず、空間にアクセントを与えてくれています。
ちょこっと見える椅子からは、ダイニングでの家族の楽しい会話が聞こえてくるような、
そんな気がします。
狭小住宅のキッチン
無垢ダイニングテーブル
Kitchenの横には、造り付の ダイニングテーブルを。
無垢を使いジャストサイズで、壁とキッチンの間に設置。
壁に持たせる形になっているため、テーブルには脚がありません。
こうすることで、脚の分だけ広くなり、椅子に座るときの余裕が生まれました。
限られた空間の中での少しの工夫は、時々大きな影響をもたらしてくれます。
間口2間 の狭小住宅
逆境は力なり・・・・
間口2間 の狭小住宅だからこそのデザインで、空間は広がっていくのです。
狭小住宅のキッチン配置 横並び
間口2間 の狭小住宅
タイルのバーカウンター
キッチンの背中側には、made in italyの、黒い大き目のタイルで仕上げた、オリジナルカウンターを設置。
バーのような雰囲気で、コーヒーやお酒も楽しめますね。
おうちカフェならぬ、おうちバーといったところでしょうか??
お友達を呼んでのパーティーの時は、お店に早変わり!
このように、キッチンとテーブルを横並びにすることで、
無駄な通路を省き、通路であり、キッチンであり、ダイニングであるという、あいまいな空間が出来上がります。
このあいまいな部分があるが為に、狭小であるということを忘れさせてくれる、間取りになっています。
鉄をデザインに取り入れる
木のデザインの洗面台
ランドリーは3帖と通常より広めに。天板を木目調タイルで仕上げた、オリジナルの洗面台。
洗濯ものを入れる BOX を設置。
ごちゃごちゃしがちな洗濯物も、スッキリ収納することができます。
この木目調のタイルは、タイルなので触るとひんやりと冷たいのですが、見た目は木の板そのものです。
このタイルを使うことで、水周りにも木のデザインを取り入れることができるようになりました。
狭小住宅の収納
大容量収納
間口2間の限られた家の中にも、大容量収納スペースを確保。
2.5帖のウォークイン、3帖の土間収納、
他にもリビング から登れる、8帖の広々ロフトもあります。
細長い家の長細い子供部屋
そして5帖の縦長の子供部屋。
間口1間ですが、部屋としての機能は 十分です。
床はウォールナットの突板合板。
合板の床板の中でもイクタの床板は
肌触りが非常にしっとりとしていて、なめらか。お勧めのフローリングです。
アクセント壁
ピンストライプの壁紙をはって、アクセントを付けたトイレ。
10帖のリビング
狭小住宅のリビング 吹抜け
リビングの床は、無垢オークをオイルで塗装したものを使用。
半分吹抜けのように天井を高くして、シャープな印象に。
吹抜けの高窓は、電線や隣の家の隙間をぬって空だけ が切り取られるように配置してあり、
日中は明るさを、そして夜は星空を、この白とグレイのシックな空間に届けてくれるという、癒しの効果をもっています。
自然 だけを 感じられる 窓、ロマンチックな窓。
されど寝室
寝室の壁は珪藻土仕上げ。寝るだけの部屋 なのですが、家の中で一番長くいる部屋が、実は寝室なのです。
ですので、寝室の空気がいつも綺麗でさわやかであることは、暮らし手にとっても、
とても健康的であり、目覚めの良い朝を提供してくれることにも繋がるのです。
たかが寝室。 されど寝室。
床はチェリーの無垢を使用。
写真ではわかりにくいのですが、微妙な色の違い、わかりますでしょうか?
部屋の左6割くらいが赤い色のチェリー、右の残りを薄い色のチェリーで張り分けてあります。
ほとんどベットで隠れてしまいますが、隠れたオシャレであり、ひそかな楽しみです。
狭小住宅の階段
階段 を デザイン する
蹴込と段板を、リビングと同じオーク材で仕上げた階段。廊下はコンクリート調のフロアタイルで落ち着いた雰囲気に。
直方体の箱をただつみあげていったような デザインにすることで、ただの階段もただの階段ではなくなるという・・・ただ物ではない感が漂います。
映画、イルマーレにも出てきそう!
日常という幸せの花が咲く家、 グレイシック。
間口2間の狭小住宅 静岡 工務店
間口2間 (3640㎜) 間取り
狭小、北向きという難しい土地
難しい条件の土地でも、あきらめないでくださいね。知恵と工夫ですごしやすい空間は造れます。
日当たりが悪かったり、形が悪かったりと、難しい土地ほど、お値段も安くなっていたりするので、金額面ではメリットがでることも多いです。
そのような土地での建築をお考えの際にはお気軽にご相談ください。
原石が眠っているかもしれません。。。
間口2間のシンプルな外観
塗り壁仕上げ