はじめに
家づくりで壁材を選ぶとき、多くの方が
- ビニールクロス
- 漆喰
- 珪藻土
を比較します。
最近では、さらに一歩進んだ自然素材として「パーシモンウォール」が注目されています。
パーシモンウォールとは、古くから日本で利用されてきた**柿渋(柿タンニン)**を配合した機能性塗り壁です。
自然素材ならではの質感だけでなく、空気環境まで考えられた塗り壁として人気が高まっています。
パーシモンウォールとは?
パーシモンウォールは、
- 柿渋タンニン
- 漆喰
- 珪藻土(海藻化石など)
- カオリン
- 天然鉱物
などを組み合わせた内装用塗り壁材です。
珪藻土の調湿性、漆喰の硬化性に加え、柿渋タンニンの機能を活かして室内環境を整えることを目的として開発されています。
柿渋とは?
柿渋は、渋柿を発酵・熟成させて作られる日本伝統の天然素材です。
昔から
- 和傘
- 酒樽
- 漁網
- 木材保護
などに利用されてきました。
その理由は柿渋に多く含まれる
柿タンニン
という成分にあります。
タンニンには
- 消臭
- 防腐
- 防虫
- 抗菌
など様々な働きがあることが知られています。
パーシモンウォールの5つの特徴
① 消臭性能
柿タンニンは臭いの原因物質と結合し、中和する働きがあります。
生活臭
- ペット
- トイレ
- 生ごみ
- タバコ
などの臭い対策として期待されています。
② 調湿性能
室内の湿度が高いときは湿気を吸収し、
乾燥すると湿気を放出します。
日本のような湿度変化が大きい地域では非常に相性が良い壁材です。
③ VOC対策
住宅には
- 接着剤
- 家具
- 建材
などからVOC(揮発性有機化合物)が放散されることがあります。
パーシモンウォールは、柿タンニンの働きによってホルムアルデヒドなどの有害物質の吸着・中和が期待される素材として紹介されています。
④ クラックが入りにくい
一般的な自然素材の塗り壁は乾燥収縮により細かなひび割れ(クラック)が発生することがあります。
パーシモンウォールは粒子の細かい基材を使用することで柔軟性を高め、クラックが入りにくいよう工夫されています。
⑤ 自然素材ならではの質感
ビニールクロスでは表現できない
- 光の陰影
- コテ模様
- 手仕事の風合い
は塗り壁ならではの魅力です。
年月とともに味わいが増していく点も、多くの方に選ばれる理由です。
漆喰・珪藻土との違い
| 項目 | パーシモンウォール | 漆喰 | 珪藻土 |
|---|---|---|---|
| 調湿性 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| 消臭性 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| ホルムアルデヒドなどの低減※ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| デザイン性・質感 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| クラックの起こりにくさ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| メンテナンス性 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| 自然素材らしさ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
※製品によって性能は異なります。ここでは一般的な製品の特徴を比較しています。
パーシモンウォールで空気までこだわる家づくり
こんな方には特におすすめです。
- 小さなお子様がいるご家庭
- ペットと暮らしている方
- 花粉症やアレルギーが気になる方
- 自然素材の家を建てたい方
- 空気までこだわった住まいにしたい方
杉江建設の考え方
私たち杉江建設では、家づくりは「完成した瞬間」ではなく、何十年も暮らす空間づくりだと考えています。
だからこそ、見た目の美しさだけでなく、毎日吸い込む室内の空気にもこだわりたい。
パーシモンウォールは、自然素材ならではの温かみと、快適な室内環境づくりを両立できる塗り壁材です。
長く住み続ける家だからこそ、本物の素材を選ぶ価値があります。