家のデザイン を考える
神は細部に宿る -God is in the detailsー という言葉をどこかで耳にしたことはありませんか?
ドイツの建築家であるミース・ファンデル・ローエ(右下写真)が好んで使っていたと言われているのですが、
要するに、素晴らしい芸術作品や良い仕事は、細かいところをきちんと仕上げており、
こだわったディテールこそが作品の本質を決定する。
何事も細部まで心を込めて行わなければならない。ということのようです。
ふむふむ、なるほど、なるほど・・・
小さいことの積み重ね
家はおおきな造りものですが、作業自体は細かい寸法の積み重ねでできていて、
その寸法にはデザインも密接に関わってくるため、とても緻密かつ繊細な仕事の集合体なのです。
完成した時に目に入る部分というのは、人でいうとお化粧や洋服のお洒落のように、
表面の部分であり、ほとんどの骨組みは隠れてしまいます。
ですが、その隠れてしまう部分が丁寧に綺麗な仕事をしてある家は、
不思議なことに後に出てくるオーラが違って見えるのです。
納め方はアートだ
こと、デザインにおいてはその細部の納め方次第では、
なんだか落ち着かない空間になってしまったりと、
その見かけの比率からは想像つかないくらいの影響力をもっています。
少しパンチを効かせたい、いや、やっぱりそっとしておこう・・・
実は目立たない部分でこのような葛藤を繰り返しているのです。
今度、何でも構いません。
物事の細部を見る時にこのような葛藤をしている景色を思い浮かべて見てください、きっと細部が愛おしくなること間違いなしです!
細部にアートが詰まっています。
顕微鏡でもご覧くださいね。 びっしりと詰まっているのが見えるはずです。
このようにして、骨組みのデザイン、材料のデザイン、空間のデザイン、プラス 自然エネルギーのデザインが織り合わさり、家のデザインが進んでいきます。
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