低燃費な家
エコ、エコと耳にするようになったのは何時頃からだったでしょうか?今では当たり前のように聞くエコですが、家づくりにおいて出来るエコとは一体何なのか?
例えば車。エコカーの基準は、わかりやすく、何と言っても燃費性能だと思います。リッター何キロ走るのか?それに加えて燃料は?ガソリン?電気?・・・いかに少ないエネルギーで遠くまで運んでくれるのか?それに尽きます。
家の場合はどうなのか?家は移動しないため何にエネルギーを使うのかというと、下のグラフのように、家電を動かすためのエネルギー、照明、暖房、給湯器が多くを占めています。

携帯、PC、他あらゆる電化製品が昔よりも確実に増えているため、家で使うエネルギー自体も2.2倍と増加しています。エネルギーは無限ではなく限りある資源であるため、これからの家づくりはエコであること、これが大前提になってきます。
どうしたらいいの?
まず、動力電力を減らすためには、家電のエコ性能の高いものをチョイス。照明はLEDにすることで消費電力を大きく削減。
給湯は、空気の熱をうまく利用してお湯をつくる、効率の良いエコキュートや、
ガスに含まれる水素を取り出して発電するアイシン製のエネファームや、

お湯をつくりながら発電もできるパナソニック製のエネファーム、
といった 電気を作り出すことのできる給湯器を選ぶことが大切です。
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その他 自然エネルギーを活用したソーラーパネルに、
それらで発電した電気を貯める蓄電池なども有ります。
続いて暖房エネルギーを減らすには、暖房を使わなくても暮らせる家を目指します。
このエネルギーをどのくらい削減できるのかが家の性能に深く関係してくるので、エコハウスの性能を評価するうえでの、これが一つの判断基準になってきます。
低燃費な家 造りは施工が重要
大切なのは、
冬場日光を家の奥まで届くように設計して、家の内部空気を自然の力で暖めること。
その暖めた空気を逃がさないように、気密性の高い空間をつくり保温。
グラスウール断熱材の性能は高性能なものを選ぶ。そしてしっかりとした施工をする。
断熱材は性能もそうですが、重要なのは施工の仕方です。
どんな断熱材を使っても施工が悪ければ、効果は半減します。

最も熱の逃げやすい開口部、窓の性能をアルミから、アルミ樹脂複合、さらには樹脂へとアップ、ガラスはLow-eペアガラスに。YKK APW330

換気の為に取り込む空気とはき出す空気の間で熱交換をすることで暖房効率を上げる。
24時間熱交換システム(オプション) ここまで揃えられると、理想的です。


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低燃費な家をあたりまえに
こうすることで、晴れた冬の昼間であれば、無暖房で過ごせる空間がつくれます。
ただ、ほとんどの家がこのような好条件の立地ではないので、無暖房まではいかないのですが、暖房が物凄く良く効く。そんな家になります。
少しの暖房エネルギーで早く暖まる家であるため、結果エネルギーも削減できるというわけです。
夏はどうなの?暑くないの?そう思われるかたも多いとおもいますが、夏はやはり暑いです・・・
特に窓の配置や庇の長さブラインド。
すだれ等で陽射しをうまく調整しないと、部屋の中が暖まりオーバーヒートしてしまう可能性もあります。
そうならない様にするためにも、冬に日光を取り入れたい窓、夏に遮りたい窓の配置をよく考え、取り入れ方、遮り方も計画することが重要になってきます。
風を考える
風の通る間取り、窓の配置で陽射しをカットできていれば、冷房がなくても快適に過ごすことは可能です。
ですが、昨今の暑さは尋常じゃないので冷房を使うことがほとんどだと思います。
夏場の冷房は意外にも2.2%と少ないのには驚きですが、夏場はクーラーBOXのように、少しの冷房エネルギーで早く冷やしてくれる、そんな家になるため、自然と冷房エネルギーの削減につながります。
エネルギーもしっかりとデザインすることが重要です。

これからのスタンダード
低燃費な家 造り