吹抜け
南側の道路をはさんで目の前に建つ5階建てのアパート。
この建物のつくる陰をどうよけたら良いのか?そこから間取りづくりが始まりました。
冬の正午に土地のどのあたりに陰が落ちているのかをまず調べたところ、ほぼ北の方まで陰っていました。幸いにも目の前のアパートは道路から7メートルほど引っ込んだところから建っていたので、2階の部分には日があたるのではないか?
その2階にあたる日を家の中に取り込むべく 光井戸のある間取りを計画しました。
吹抜け
吹抜けというより光井戸
バルコニーにつけたFIX窓。ここから太陽の光をリビングの奥まで届けます。
少しの日の光でも、陽だまりのようにほんのりと空気をあたためてくれるのです。自然の暖房。
小さいファンは空気の循環に忙しく回ります。
ロールスクリーンでシンプルに仕切る
リビングと繋がる和室もロールスクリーンで仕切るとたちまちプライベートな空間に。
セミセパレート、繋がる和室。
吹抜け
Mortexでつくる無骨なキッチン
コンクリート調の無骨なキッチン。システムキッチンとは全く違う特注のキッチンです。
ステンレス製のシンクをはめ込み、お気に入りのブラック水栓を取り付けて、1点物のキッチンの完成!
吹抜け
シンプルなランドリーに見せるこつ
白い人造大理石の浴槽。トクラスのシステムバスです。
真っ白でシンプル、爽やか!
振り返ると奴がいる!てなわけで、そこには大容量収納スペースが確保されています。
リビングから引戸を開けた時に収納部分が見えない造りにすることで、戸を開け放しておいてもスッキリとしたイメージで過ごせます。
吹抜け
スケルトン階段
階段下を有効活用。
階段の段板と繋がるようにして棚を設置。玄関下土間収納として限られた空間を有効活用。
スケルトンにして見てみると、階段下って結構スペースありますよね!
吹抜け
2Fホールに手洗いがあると便利
陶器のシンクに立ち上がりはタイルをあしらい、レトロな手洗いを造り付。
小さいけれど、ちょっとあると便利な手洗い場。
吹抜け
吹抜け
ちょっとした工夫が大事
部屋の隙間を埋めるかのように造りつけたデスクや収納棚。
既製品ではピタリと埋められない空間には特注で造るという選択肢があります。
集成板や合板を駆使して、少しの工夫をスパイスにして極上の空間の出来上がり。
吹抜け
目の前の建物の陰。
その陰から始まった家造り。家の中にどうやって日向をつくろうか・・・?
こうして生まれた 陰ひなた ・・・たくさんの幸せの花が咲く場所。 もちろん長期優良住宅です。